ayaquarium

夫婦共通の趣味であるダイビング→スキンダイビング→その他、水辺の活動雑記

第1回 小笠原諸島 遠征 〜 2日目 初めての小笠原の海

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朝11時頃、ようやく父島に到着です

到着する前から、私は今すごい海にいるんだ!って頭になっていたので、トビウオが小気味良く跳ねてくれただけで、うおおおぉぉぉ!!!ってなってました。。笑

父島二見港に着くと、港はショップやお宿のお迎えでごった返しています。私たちもお世話になるダイビングショップの看板を見つけ、インストラクターのお姉さんに連れられてショップ兼ペンションにワゴン車で移動しました

 

今回お世話になったのはFISHEYEさん

 

ダイビングと宿泊がセットになっていて、ショップ兼ペンションに泊まり込みながらダイビング三昧の日々を送るのには以ってこいのダイビングショップです

 

私達が数多あるダイビングショップの中からFISHEYEを選択した決め手は何と言ってもウェブサイト

無駄なキラキラした感じがなく、シックで、ホームページのデザイン性より細やかな情報提供に重きを置いた大変素晴らしいものでした。ツアー料金・レンタル料金は恐らく考えうる全ての事象にしっかりとプライスが付けられ掲載されており、また交通手段や小笠原で過ごす上でのユーティリティの紹介、宅配サービスやテクニカルダイビングの紹介など読み応えもあり、読んでいるだけでワクワクして渡航が楽しみになるようなそんな内容でした

 

とっても綺麗なツインのお部屋に荷物を置き、ショップの向かいのパン屋さんでお昼ご飯を調達し、すぐにチェックダイブに出かけました  

 

私たち以外には女性二人のお客様だけで、ダイビングは基本ゲスト3人のみ!ハイシーズンなのにとってもラッキー!!もうひと方も私達と同じくらいのダイビング経験だったので、まず、4日目くらいにケータに行くことを目標に島廻りで少しづつ慣らしながらレベルアップして行くと言う方針となりました!

今回は水中カメラもレンタル品を使用しました!

 

<16本目> イエロー (小笠原父島)

IN 12:55 OUT13:33 最大深度24m 水温23.8度 🐟:根魚(ノコギリダイ・アカヒメジ)、ユウゼン、コガネヤッコ、レンテンヤッコ、シチセンチョウチョウウオ、オトヒメエビ、コイボウミウシ

湾内で小笠原の固有種や根魚をいっぱい堪能できるポイント

イエローというポイント名の由来になった根魚アカヒメジがサンゴの周りにいっぱい群れています!

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ブリーフィングにて、ガイドさんの素敵な絵♡

 

さて、ドキドキの小笠原1本目、ジャイアントスラーーーイドボーーーン

 

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潜行してすぐに目に入って来たのは、もちろんイエロー!!!
手前側に写っている真っ黄色がアカヒメジ、奥の方に映る背中にチョンと黄色いのがノコギリダイという根魚です

いきなりの魚影にもう大興奮ですね、エア切れ注意

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ここは珊瑚の群生地でもあり、立派に大きく成長した珊瑚によって地形が作られています

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1本目から、これぞ小笠原!という八丈島〜小笠原にかけてしか生息していない固有種う・ユウゼンを見ることができました◎ 
友禅織のような細かな美しい模様と色の渋味がかっちょいい

 

 

そして、初日1本目にして私が一番心惹かれたお魚さんがこちら

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レモンピール(コガネヤッコ)ちゃんです♡これも小笠原周辺にしかほとんど生息していないと言う準固有種だそうで、この目の周りとエラをなぞるブルーの彩りがなんともビジュアル系なのに、性格はとっても恥ずかしがり屋さんと言うそのギャップが本当に愛らしいお魚です、とても好きになっちゃった

魚にも種類によってこんなに個性があるものなんですね〜♪

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コイボウミウシくん
今後の滞在中に嫌になるほど遭遇したこの年大発生のウミウシだ

 

おが丸見送り

さぁ、ここで、私達を父島まで運んでくれたおがさわら丸のお見送りをするため船を走らせスタンバイ

おが丸の出航と同時に数隻ものクルーザーや和船が併走していきます、外洋にでかかったところで一つ船がおが丸にグッと近づいて「いってらっしゃーい」の掛け声と共に、船員が船に飛び込見ました

それに続々と後続し、私達の乗っていたビーストマスターの番です

何も付けないで足のつかない海に飛び込むのはなかなか勇気のいることだと思います!意を決して飛び込みました!!!!水の中に落ちて、目を空けると辺りは真っ青でした。光の強い方に向けて漕ぐと海面に出ました

海面で必死に立ち泳ぎをしながら、おが丸に向かって手を振るという、口で言うのは容易いですが、実際は結構大変!泳ぎに自信のない人は必ずウェットスーツを着用して飛び込まれることをオススメします

 

さて、2本目です

 

<17本目> 万作水玉湾(小笠原兄島 )

IN 14:47 OUT15:29 最大深度21m 水温25.9度

🐟:チンアナゴ、ベニゴンベ、メガネゴンベ、アオウミガメ、エレガントヒオドシウミウシ、ナガレハナサンゴ

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ここのポイントの魅力は何と言ってもソフトコーラル・ナガレハナサンゴ の絨毯

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ナガレハナサンゴの本体はこんな感じで、先が丸くカーリングしたモコモコのポリープがとっても癒し系なのです

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この子はベニゴンベちゃん

魚界きっての恥ずかしがり屋さんで、ハナヤサイサンゴと言うキャベツのような形の産後の中に隠れてしまい、鮮烈な赤と目の上の群青アイシャドウが綺麗な子なのですが、なかなか写真を撮らせてくれませんでした(泣

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粘ってみた

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このなんだか素敵なウミウシは、パイナップル!!って最初みんな言ってたけど、よく調べて見るとエレガントヒオドシウミウシというのが正解のようだ

 

f:id:a_ishihata:20171018020945p:plain※パイナップルはこんな感じでもっと模様が細かい

 

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小笠原はアオウミガメの有名な産卵地であり生息域、兎に角すごいたくさんいるらしい
相変わらず可愛い、でもやっぱりすぐ逃げる

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亀なのに速いという大きな矛盾

 

人生初ドルフィンスイム

2本目終了し帰港する際に、東側長崎の近くで2頭のハンドウイルカに遭遇!

「イルカ!」と船長やインストラクターに言われてもすでにスイムしている人達のビビッドなライフジャケットやラッシュガードに目を奪われてしまい全くイルカを認識できません笑

皆さんの誘導に導かれるままに足のつかない大海原に身を投げるのでした・・・周囲の「右右右」とか「前前前」という言葉に素直に反応していたところ、うっすらうっすら遠くの水面にイルカを目視することができました。

 

す、すごい!!!

 

頭じゃわかっているけども

野生のイルカって本当にいるんだ〜・・・(^ω^)
的なトランス状態

 

イルカはそんな私を傍目にさ〜〜〜っと海中深くへ

私はそれを水面からただただ目で追うことしかできませんでしたが、その時はとにかく野生のイルカを直に観れたことにただただ感動して胸がいっぱいなのでした

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チチャーイけど、とりあえず初めてのイルカをシャッターに納めれたことに大満足

 

FISH EYEのご馳走

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FISHEYEペンション担当の笠井さんの奥様かいこさんの手料理は、もしや島一番なんじゃないかってくらいとんでもない絶品です。これがダイビングショップのペンションで食べられる料理のクオリティ!?とその見た目の素晴らしさ、味の深さにただただ感嘆させられました。

この瞬間、本当に小笠原に来て、FISHEYEさんにお世話になることになって本当に良かったなと心の底から感じました

 

まだまだ動くよ!小笠原ナイトツアー

小笠原で一度は必ず行っておきたいナイトツアー!昼間は海でたっぷり遊んで、夕方から夜にかけて陸や山を堪能しませう(^ω^)

FISHEYEさんはナイトツアーも行なっていますので、そのままオプションにして連れて行ってもらいました♪

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初夏の限られた期間しか見ることのできない、光るキノコ、グリーンペペ

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小港海岸にはアフリカマイマイの殻をかぶったオカヤドカリがいっぱい!

その他にもワンコみたいな可愛い顔したオガサワラオオコウモリも見ることができました!

ざんねんながら、夏の風物詩ウミガメの産卵だけは見ることができませんでした〜!