ayaquarium

夫婦共通の趣味であるダイビング→スキンダイビング→その他、水辺の活動雑記

第1回 小笠原諸島 遠征 〜 5日目 ケータ遠征

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今日は夏の小笠原の特権。ケータ遠征です!

 経験本数20そこそこでケータ行くとか自殺行為・・・と思われるかもしれませんが、ガイド3名に対しゲスト5名とフルサポート状態。

 

海は若干うねりが入ってきていましたが、揺れても大丈夫なら行きましょう、ということで、もちろん行きまーす!!!

 

出航から約3時間、嫁島に到着しました

 

<23本目> 嫁島後島Part2(小笠原嫁島)

IN : 10:51 OUT: 11:20 最大深度27.6m 水温22.8度

🐟:シロワニ、クマザサハナムロ、ツバメウオ、アオウミガメ

1本目は深度30mのシロワニを狙います! 

エントリー後、いつもシロワニが休んでいるポイントを目指して徐々に深度を下げていきました

そして、水深27m付近に小さな洞窟があり、そこに体長2.5Mほどのシロワニ(サンドタイガーシャーク)がいました!!

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目、鼻、口、その顔が完全にあれな感じの超サメです・・・

魚類の目ですから、なかなか目は合わないのですが、その目を見つめるとなんだか心が穏やかではいられませんねw 

しかし、この巨体に、ツヤっとした流線型の体の美しさは本当に見応えがあります。

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他のゲストの皆さんも夢中でシャッターを押されていました!

地下アイドル・シロワニ様の撮影会会場はこちらです〜

 

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なになに、地下アイドルの撮影会だって〜?
リトルマーメイドっぽい形に亀吉を激写

 

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-27mでは無減圧潜水可能時間は長くとも15分ほど

目一杯時間を使い撮影会を終えて浮上してきました。潜行している時にはあまり目に入らなかったクマザサハナムロ(グルクン)の群れをはじめケータならではの魚影の濃さ、珊瑚礁の美しさを堪能することができました♪

 

ドルフィンスイムリベンジ

1本目のダイビングから戻ってくるや否や、

「イルカーーーー!!!」

と船長からの突然のアナウンス!!

ダイビングの疲れなど一瞬で忘れ去り、皆ドルフィンスイムの準備をする

1日目以降初めてのイルカだった、是非もう少しお近づきになりたい

 

泳いで!のサインで船尾から背ビレの見えた方向に向かって必死に脚を漕ぐ・・・

(結構疲れる・・・)

見えた!!!

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やっとイルカ見つけた!(はぁはぁ・・・疲)

イルカは水面下1〜2mを泳いでいましたが、そこから少しずつ海底に向かって泳いでいきました

 

もっと近づきたい、その一心で潜行を試みました!!!

 

潜水!!!!

 

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も、敢え無く、失敗。

思ったより深く、途中で届かない、と思い私浮上。無念。。。

 

ただ、この時、イルカさん、私のことを深場からじっと見つめていた気がしました

 

一度船に回収され、2本目

 

先ほどと同じように背ビレに向かってフィンで水を蹴ります

また少しずつイルカに近づいてきました

今度はイルカは水面に居ましたので、このまま水面を漕ごうと躍起

不思議なことにイルカとの距離がどんどんどんどん近づいていきました

 

残り4〜5mくらいに迫った時、イルカが身を少し低くして右左と振り返って私のことを確認するような仕草をしていました

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よく見たらさっきの潜って近づこうとしたイルカと同じ子だったのです

 

その後もどんどん距離が近づき、最後は隣に並ぶことができました

 

イルカはじっと私のことを見つめています

 

私はここで生まれて初めてイルカと目を合わせることになったのです

その優しい慈愛に満ちた眼差しに、あまりにも非現実的なその瞬間に、周囲の時間が止まったかのような不思議な感覚に捕らわれました

 

イルカはその後もとてもゆっくり2〜3分程水面で泳いでくれて、
それは紛れもなく泳ぎが下手な私に合わせてくれていたように思います

 

最後は合流した他の個体と一緒にボニンブルーの中に消えていきました

 

もっと近づきたい、また会いたい、

そうイルカに恋い焦がれる気持ちが湧きあがったのでした

<24本目> 嫁島マグロ穴(小笠原嫁島)

IN : 11:51 OUT: 12:28 最大深度32m 水温23.0度

🐟:イソマグロ、ロウニンアジ、カッポレ、シロワニ

潮流が早いため速やかに水底集合とのことです

ドボンした瞬間、流れの速さより水の冷たさにびっくり!冷たっっ!!

水底に着いた瞬間、すでに水底に居たガイドさんが上見て、上!の合図

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うぅおおおぉぉ!!!!!!マグロぉぉぉぉ!!

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穴を吹き抜ける強い潮流に逆らうように実に数十匹のイソマグロが大量の小魚(マグロに比べると小さいけど実際はミディアムサーイズ)と泳いでおりました

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丸々と太った流線型がとてつもなく美しい!!

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私マグロと泳いでる〜感!!

なんという特別感!!

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よく見たら中層にロウニンアジが一匹紛れており、幸運にも写真で捉えることができました!!

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マグロの撮影会の後は、シロワニを探しに深場へ

その道中にカッポレの群れが!とても美味しい魚であると聞いていたので、この時は刺身にしか見えなかった・・・

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ここにも居ました!シロワニ!

 

<25本目> 東の湾(小笠原嫁島)

IN : 13:59 OUT: 14:43 最大深度24.6m 水温23.0度

🐟:ウメイロモドキ、ホウセキキントキ、ハナゴイ、キヌハダウミウシ、エレガントヒオドシウミウシ、シロハナガサウミウシ

午後の3本目は珊瑚の綺麗な湾内のポイントへ

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水底には、今まで見たことのないようなモリモリに育ったテーブル珊瑚の絨毯にウメイロモドキハナゴイが戯れていました

ケータ列島はダイビング中級〜上級者が期間限定でしか訪れないため、珊瑚が手付かずのままで残っているのだと言います

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水底がハードコーラルで埋め尽くされて居ます

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隙間なく敷き詰められております

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テーブル珊瑚の上にはホウセキキントキという赤黒いキンメが列をなして泳いでおりました

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ガイドさんがシロハナガサウミウシという美しいウミウシを見つけてくださいました♪

本当に宝石のようなウミウシでした〜

 

帰りは行きよりもうねりの強い中、船は縦に揺れて波にぶつかってはお尻が浮きましたが、そんなの気にならないくらいに疲労困憊。

皆、船の床に横になって寝転がり、3時間の道中ずっと爆睡してしまいました!!

最後の晩餐

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じゃん!!!

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じゃん!!!!

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じゃじゃーーーん!!!!!

メカジキのチーズパン粉焼き・チキンソテーのパッションソース・島魚の刺身&パッションフルーツ!!

冒険の後のFISH EYEのお料理。小笠原の魅力にハマりにハマり、最後の夜ももっと小笠原のこと知りたくて夜が更けるまで時間が経つのも忘れて笠井さんから色んなことを教えていただきました。

人生の中でも指折りの忘れられない晩餐となりました。